自作PCの基礎①パーツの種類と選び方(CPU)

PCの自作について記事を掲載していきたいと思います。
PCを自作するにあたり、まずはパーツの種類とパーツの中身について学ばなければいけません。
最初にCPUについて解説していきたいと思います。

目次

1.CPU

①CPUの基本

CPU(Central Processing Unit)は一般的に中央演算処理装置と呼ばれるパーツで、コンピュータの頭脳に当たる部分。主な役割はプログラム(命令)された内容を順番に実行していく。CPUに入力された命令が多くなる(複数のアプリを立ち上げる)と遅くなるのは命令の数に応じてCPUの性能が追い付かなくなるからです。現在はコア数、スレッド数が増え同時に処理できる命令の数が増えてきています。

厳密に説明するのは難しいですが、昔はCPUは1つのコア(CPU)が主流で、一つずつ命令を処理していました。現在はCPUユニットの中にコア(CPU)が複数存在していて複数の命令を並列処理していくことができます。スレッド数はCPUが同時に処理できる命令の数を表しています。※ただし、重い命令を出された場合(複数のスレッドを同時に使う場合)、一つのスレッドで処理しきれない場合があります。つまり、コアが多く、スレッドが多い方がCPUとしての性能が良いということになります。

ここで、最近ではあまり重視されなくなっていますが、クロック周波数についても少し説明します。クロック周波数はCPUのオンオフ(0,1)の切り替えの早さを示します。コンピュータの命令はこのオンオフの切り替えにより実行していきます。そのため、クロック周波数が大きいほど一つのコアで処理するスピードが速いことになります。

②CPUの選択

自作PCのCPUを選択する際の優先順位を考えるとき、コア数とスレッド数を最優先に考える方がより速いPCを自作することができます。現状はクロック周波数についてはそこまで重視しなくても良いかと思います。(大体のCPUが十分な周波数を持っています)

CPUを選択する際に一番注意するべきことはマザーボードのソケットの形状にあっているかどうかです。ソケットの形状に適合していない場合高価なCPUがハマらない。無理やりハメようとして壊れてしまうという悲劇がおこります。ご注意ください。

自作するCPUのメーカーは現在IntelとAMDの二種類と考えて問題ありません。IntelのソケットにはAMDのCPUはハマりませんし、AMDのソケットにはIntelのCPUはハマりません。更にいうとIntelのCPUは大体2世代に一度ソケットの形状が変化します(CPUを変更しようと思ってもソケット形状が合わなくてマザーボードごと変更しなければならない可能性があります)ので注意が必要です。※自分はほとんどAMD一択です。以下にIntelのソケット形状と対応するCPUを掲載しておきます。

ソケット形状対応CPU
LGA1700 第12世代(Alder Lake)Core i9, Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
LGA1200第11世代(Rocket Lake)Core i9, Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
第10世代(Comet Lake)Core i9, Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
LGA1151v2第9世代(Coffee Lake)Core i9, Core i7, Core i5, Core i3
第8世代(Coffee Lake)Core i7, Core i5, Core i3
LGA1151第7世代(Kaby Lake)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G
第6世代(Skylake)Core i7, Core i5, Core i3, Pentium G, Celeron G

2.CPUのグラフィック性能

CPUにはGPU(グラフィック性能)がついているCPUとついていないCPUがあります。ついていないCPUを選択した場合には別でグラボ(グラフィックボード)を購入しないとモニタに映し出すことができません。初心者の方は稀にこの辺で罠にはまることがあるのでご注意ください。

CPUにGPUが内蔵されているかどうかも必ず確認しましょう。内蔵GPUは単体のグラフィックボードよりも性能が劣りますが内蔵GPUがあればグラフィックボードが必要ありませんので投資金額を抑えることができます。事務作業用などであれば内蔵GPUで十分です。

3.まとめ

PCを自作する際には以下の点に注意してCPUを選びましょう。

①コア数、スレッド数、クロック周波数
②IntelかAMDか
③ソケット形状が適合しているか
④GPUが内蔵されているかどうか

以上の点に注意して選択しましょう。大体マザーボードごとに適合CPUの表がありますので購入する際には必ず確認しましょう!!

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最初にCPUについて解説していきたいと思います。

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